2012/12/05
中学生職場体験〔久里浜☆1〕
最近、中学校でやってるという職場体験?職業体験??というものをご存知でしょうか。
受け入れてくれる近隣の企業に中学生たちを放り込み、仕事を体験させようと言う試みのようです。
私は知りませんでした。私の若い頃にはなかったのです…。
…あったのかもしれませんが、田んぼの真ん中のド田舎なので、体験先もなかったと思います…。
そんなありさまですから、通常なら存在を知らぬままぼんやりと生きていくところなのですが、
「YOU、職場体験について来ちゃいなYO!」と、広報官の方にお声をかけていただいたので、
ほいほいついて行くことになりました。
しかも11月はたまたま休みが多くとれる月だったので、それをフルに利用し、
お誘いいただいた3つの選択肢の全てについて回るという厚顔ぷりに、
広報官の方も内心びっくりしていたに違いありません。
そんな職場体験についてまわる三部作、まずは久里浜駐屯地へお邪魔したレポートです!
**
朝、指定された時間に指定された藤沢募集案内所に着いて、おそるおそる扉を開けると、
中学生のジャージが目に飛び込んできました。
私ほどの凄腕の根暗人間ともなれば、キラッキラの中学生の視界から己と言う存在を消し、気にもされなくなるまで数秒もかかりませんが、この中学生たちは明るく人懐こく、いきなり入ってきた見も知らぬBBAにまで「おはようございまーす!」と挨拶をしてきてくれました。
逆に言えば、見知らぬからこそあれだけ眩しい挨拶をしてくれたのでしょう。
やべえ、パネェ。マジでキラッキラだよこれ。
あまりの事態に動揺し、適当且つ必死に彼らに挨拶を返してから、
救いを求めるかのように広報官さんを探してご挨拶、一足お先にマイクロバスに移動します。
ていうかほんと、こういうとこで堂々としていられたら今までの人生も明るく実のあるものになったろうに!!…私だって、明るく返事返して「自衛官になりたいかー!」っていきなりジェネレーションギャップを突きつけてやりたい気持ちだってあったさ!でもそれが出来たら根暗って言わないんだ!あと正直、風邪ひいてのどが痛かったんだ…!!(´;ω;`)
そんなわけで、
会って10分くらいの間に「謎の無口なBBA」という不動のポジションを築きあげた私と中学生諸君と広報官さんを乗せ…というより運転は広報官さんなのですが、バスは一路、久里浜駐屯地へ向かいました。
車で行く湘南ロードに感動しつつ一時間半くらい?うすらぼんやりしていると、駐屯地につきます。
超緊張の、初☆久里浜駐屯地です。
でーん。
旧軍時代の建物を使ってるらしく、古いのですがそこがまたカッコイイ!
そしてなぜだかカメラのホワイトバランス設定が思い出仕様!!
今までにない高級感です。窓枠なんかも木製で、良い感じ!
…さて。
実は私、お勉強中の中学生諸君を放置し、
広報官さんにエスコートしていただきながら、ちょくちょく駐屯地見学の旅へとはみ出していたのです。
しかしあくまでも主役は中学生諸君であることと、
「自衛隊の職場体験」がどんなものかを知りたい方がいらした場合、わかりにくくなりそうなので、
時系列を無視して職場体験観察編と見学編に分けたいと思います。
今回は職場体験観察編です。
**
そんなわけで、
私が建物にハフハフ言ってる間、少年たちは迷彩の上着を着て記念撮影。
ひとりひとり、こうやって嬉しそうに写真を撮ってもらっていました。
謎の無口なBBAは勝手に彼らの写真も撮っていたわけですが、彼らが不安に思っていないかがいまさらになって心配です。大丈夫、ちゃんと顔とか隠すよ!!
そのあと移動して、自衛隊の説明聞いたりムービー観たり。
思ったより楽しい雰囲気に安心したのか、少年たちも安心して真面目にお話を聞いてます。
そのへんのブリーフィング各種のあとはお昼ごはん。
特別な計らいがあり、隊員さんも使っている隊員食堂でいただくことになりました(*´∀`*)
今日のメニューは、きつねうどん・そば。
駐屯地食堂でお馴染み、トレーをとって並び、目に付くものをトレーに載せて載せて、
出来上がったのが…
これだ!!
…なんかおかしなものが載っています。
そう、これ、戦闘糧食Ⅰ型の…乾パン…と、缶のウインナーソーセージ…。
期限が近くなったから消費しよう的な感じじゃないか、とのこと…。
お昼に、うどん(私はそばにしましたが)と、乾パンが…!!!!(笑)
私は面白かったから良いけども、中学生たちには足りない(少なくとも食堂で乾パン食べてなかったし)のでは…!?と思ったら、案の定物足りなそうでした。
味は…うーん。駅の立ち食いそば(ピンキリだろうけど)的な…。
想像以上でも以下でもない感じ。
私には自衛隊というスパイスが効いてるのですべておいしく感じますが。
陸自の食事は貧しい、そんなイメージにならないかちょっと心配です…主に量的な意味で。
でも私はとても満足で楽しかったしおいしかったです。
隊員さんと一緒のところで同じものを食べるのってどきどきです。
**
午後は、史料館見学と、お外で基本教練などなどです。
まずは史料館見学。
久里浜駐屯地は通信学校といって、通信科の学校(まんまですが)があるだけあって、
昔からの通信系の史料なんかがたくさん展示されています。
なんだかでっかい機械もあった!!
骨董品みたいな電話とか。
精神注入棒(!)とか。
モールス信号のやつとか、座ってぐるぐる回すと発電できるやつとか。
右の奴、ハンドル回すと発電できて、隣のツリーのライトが光ります。
中学生諸君、楽しそうに回していました。
モールスについての簡単な説明を受ける中学生。
そのあとはもう連打祭りとなっていましたが、楽しそうでなによりです(笑)。
ちなみに、実際に打ってみてもらったのですが、速すぎてなんだかわかりませんでした。
ツーだかトンだかわからない速さでの早押し状態なのですが、
慣れると、言葉として頭に入ってくるものなんだそうですよ。つえー!!
ひとしきり皆ではしゃいだら、そのあと、お外に移動です。
途中、通信科ならではの車輌の説明を受けたりしつつ、
ちょっと離れたところで、気をつけ、敬礼、回れ右などの基本教練と呼ばれる動作を教わります。
行進の練習もするよ!
だんだん形になってきました。
ひとしきり上達したところで、通信科ならではの体験です。
現場にはこんな機材も用意されていました。
まずは説明。
すごくみんな真剣です。
次はもちろん自分たちの番です。
みんな試行錯誤しながら、とても楽しそうにやっていました(*´∀`*)
ちょっと場所を離れてしまったので、最終的になにやってたかは不明なのですが…。
おそらく、用意されていた機材からして、電話をつないでお互い会話したりしたのではないかと思われます。
楽しそう~~。
ちなにみこの現場、
少しはなれたところでは高等工科学校の生徒さんたちがなにやら、線を切ったり繋いだりの訓練をもくもくとしておられました。
背中向けてるのが教官かな?
で、ここには謎の柱が何本も立っていたのですが、
ひとつひとつに結び方の名前が書いてあったので、結び方別の練習をする柱だったようです。
こんな感じでやるらしい。
**
しばらく実際にいろいろやって体験した後は、
室内に戻ってアンケートに回答したり、質疑応答の時間です。
写真撮るの忘れてましたが、ちょっともじもじしながら質問したりしてました。
こういう質問て浮かばなくて困るよねー…。わかるよその気持ち。
私も家に帰ってから質問が浮かぶタイプだ。
そんなこんなで、職場体験の時間は終わり、
最後はみんなでお礼を言って、駐屯地を去りました。
終始楽しそうで、なんだか見ているこちらもにこにこでしたよ(*´∀`*)
ていうかこの子達はとても明るく物怖じしない子たちだった…!すごいなあ。
そんなわけで、駐屯地の方にお礼を述べて締めたいところですが!!
まだ、駐屯地見学編が終わっていないので、とりあえず次回に続きます!
***
※職場体験の内容はいつも同じと言うわけではないようで、
こちら(湘南地区自衛隊応援サイト様)を拝見するに、違う体験をする日もあるようです。
※広報の方の顔は隠さなくてよいのだと思いますが、
今までもぼかしてきたので統一しました。
あくまでも私個人の判断(自分自身が写真に写るのが嫌いなので…)であり、
広報の方々が公共の電波に乗せられないあられもない姿であったとかではありません。
受け入れてくれる近隣の企業に中学生たちを放り込み、仕事を体験させようと言う試みのようです。
私は知りませんでした。私の若い頃にはなかったのです…。
…あったのかもしれませんが、田んぼの真ん中のド田舎なので、体験先もなかったと思います…。
そんなありさまですから、通常なら存在を知らぬままぼんやりと生きていくところなのですが、
「YOU、職場体験について来ちゃいなYO!」と、広報官の方にお声をかけていただいたので、
ほいほいついて行くことになりました。
しかも11月はたまたま休みが多くとれる月だったので、それをフルに利用し、
お誘いいただいた3つの選択肢の全てについて回るという厚顔ぷりに、
広報官の方も内心びっくりしていたに違いありません。
そんな職場体験についてまわる三部作、まずは久里浜駐屯地へお邪魔したレポートです!
**
朝、指定された時間に指定された藤沢募集案内所に着いて、おそるおそる扉を開けると、
中学生のジャージが目に飛び込んできました。
私ほどの凄腕の根暗人間ともなれば、キラッキラの中学生の視界から己と言う存在を消し、気にもされなくなるまで数秒もかかりませんが、この中学生たちは明るく人懐こく、いきなり入ってきた見も知らぬBBAにまで「おはようございまーす!」と挨拶をしてきてくれました。
逆に言えば、見知らぬからこそあれだけ眩しい挨拶をしてくれたのでしょう。
やべえ、パネェ。マジでキラッキラだよこれ。
あまりの事態に動揺し、適当且つ必死に彼らに挨拶を返してから、
救いを求めるかのように広報官さんを探してご挨拶、一足お先にマイクロバスに移動します。
ていうかほんと、こういうとこで堂々としていられたら今までの人生も明るく実のあるものになったろうに!!…私だって、明るく返事返して「自衛官になりたいかー!」っていきなりジェネレーションギャップを突きつけてやりたい気持ちだってあったさ!でもそれが出来たら根暗って言わないんだ!あと正直、風邪ひいてのどが痛かったんだ…!!(´;ω;`)
そんなわけで、
会って10分くらいの間に「謎の無口なBBA」という不動のポジションを築きあげた私と中学生諸君と広報官さんを乗せ…というより運転は広報官さんなのですが、バスは一路、久里浜駐屯地へ向かいました。
車で行く湘南ロードに感動しつつ一時間半くらい?うすらぼんやりしていると、駐屯地につきます。
超緊張の、初☆久里浜駐屯地です。
でーん。
旧軍時代の建物を使ってるらしく、古いのですがそこがまたカッコイイ!
そしてなぜだかカメラのホワイトバランス設定が思い出仕様!!
今までにない高級感です。窓枠なんかも木製で、良い感じ!
…さて。
実は私、お勉強中の中学生諸君を放置し、
広報官さんにエスコートしていただきながら、ちょくちょく駐屯地見学の旅へとはみ出していたのです。
しかしあくまでも主役は中学生諸君であることと、
「自衛隊の職場体験」がどんなものかを知りたい方がいらした場合、わかりにくくなりそうなので、
時系列を無視して職場体験観察編と見学編に分けたいと思います。
今回は職場体験観察編です。
**
そんなわけで、
私が建物にハフハフ言ってる間、少年たちは迷彩の上着を着て記念撮影。
ひとりひとり、こうやって嬉しそうに写真を撮ってもらっていました。
謎の無口なBBAは勝手に彼らの写真も撮っていたわけですが、彼らが不安に思っていないかがいまさらになって心配です。大丈夫、ちゃんと顔とか隠すよ!!
そのあと移動して、自衛隊の説明聞いたりムービー観たり。
思ったより楽しい雰囲気に安心したのか、少年たちも安心して真面目にお話を聞いてます。
そのへんのブリーフィング各種のあとはお昼ごはん。
特別な計らいがあり、隊員さんも使っている隊員食堂でいただくことになりました(*´∀`*)
今日のメニューは、きつねうどん・そば。
駐屯地食堂でお馴染み、トレーをとって並び、目に付くものをトレーに載せて載せて、
出来上がったのが…
これだ!!
…なんかおかしなものが載っています。
そう、これ、戦闘糧食Ⅰ型の…乾パン…と、缶のウインナーソーセージ…。
期限が近くなったから消費しよう的な感じじゃないか、とのこと…。
お昼に、うどん(私はそばにしましたが)と、乾パンが…!!!!(笑)
私は面白かったから良いけども、中学生たちには足りない(少なくとも食堂で乾パン食べてなかったし)のでは…!?と思ったら、案の定物足りなそうでした。
味は…うーん。駅の立ち食いそば(ピンキリだろうけど)的な…。
想像以上でも以下でもない感じ。
私には自衛隊というスパイスが効いてるのですべておいしく感じますが。
陸自の食事は貧しい、そんなイメージにならないかちょっと心配です…主に量的な意味で。
でも私はとても満足で楽しかったしおいしかったです。
隊員さんと一緒のところで同じものを食べるのってどきどきです。
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午後は、史料館見学と、お外で基本教練などなどです。
まずは史料館見学。
久里浜駐屯地は通信学校といって、通信科の学校(まんまですが)があるだけあって、
昔からの通信系の史料なんかがたくさん展示されています。
なんだかでっかい機械もあった!!
骨董品みたいな電話とか。
精神注入棒(!)とか。
モールス信号のやつとか、座ってぐるぐる回すと発電できるやつとか。
右の奴、ハンドル回すと発電できて、隣のツリーのライトが光ります。
中学生諸君、楽しそうに回していました。
モールスについての簡単な説明を受ける中学生。
そのあとはもう連打祭りとなっていましたが、楽しそうでなによりです(笑)。
ちなみに、実際に打ってみてもらったのですが、速すぎてなんだかわかりませんでした。
ツーだかトンだかわからない速さでの早押し状態なのですが、
慣れると、言葉として頭に入ってくるものなんだそうですよ。つえー!!
ひとしきり皆ではしゃいだら、そのあと、お外に移動です。
途中、通信科ならではの車輌の説明を受けたりしつつ、
ちょっと離れたところで、気をつけ、敬礼、回れ右などの基本教練と呼ばれる動作を教わります。
行進の練習もするよ!
だんだん形になってきました。
ひとしきり上達したところで、通信科ならではの体験です。
現場にはこんな機材も用意されていました。
まずは説明。
すごくみんな真剣です。
次はもちろん自分たちの番です。
みんな試行錯誤しながら、とても楽しそうにやっていました(*´∀`*)
ちょっと場所を離れてしまったので、最終的になにやってたかは不明なのですが…。
おそらく、用意されていた機材からして、電話をつないでお互い会話したりしたのではないかと思われます。
楽しそう~~。
ちなにみこの現場、
少しはなれたところでは高等工科学校の生徒さんたちがなにやら、線を切ったり繋いだりの訓練をもくもくとしておられました。
背中向けてるのが教官かな?
で、ここには謎の柱が何本も立っていたのですが、
ひとつひとつに結び方の名前が書いてあったので、結び方別の練習をする柱だったようです。
こんな感じでやるらしい。
**
しばらく実際にいろいろやって体験した後は、
室内に戻ってアンケートに回答したり、質疑応答の時間です。
写真撮るの忘れてましたが、ちょっともじもじしながら質問したりしてました。
こういう質問て浮かばなくて困るよねー…。わかるよその気持ち。
私も家に帰ってから質問が浮かぶタイプだ。
そんなこんなで、職場体験の時間は終わり、
最後はみんなでお礼を言って、駐屯地を去りました。
終始楽しそうで、なんだか見ているこちらもにこにこでしたよ(*´∀`*)
ていうかこの子達はとても明るく物怖じしない子たちだった…!すごいなあ。
そんなわけで、駐屯地の方にお礼を述べて締めたいところですが!!
まだ、駐屯地見学編が終わっていないので、とりあえず次回に続きます!
***
※職場体験の内容はいつも同じと言うわけではないようで、
こちら(湘南地区自衛隊応援サイト様)を拝見するに、違う体験をする日もあるようです。
※広報の方の顔は隠さなくてよいのだと思いますが、
今までもぼかしてきたので統一しました。
あくまでも私個人の判断(自分自身が写真に写るのが嫌いなので…)であり、
広報の方々が公共の電波に乗せられないあられもない姿であったとかではありません。
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